【2024年最新研究】グリコール酸ピーリング後の保湿剤の効果を徹底検証|臨床試験から読み解く
グリコール酸ピーリング後の保湿剤の効果を検証した臨床試験を解説。肌の水分量、バリア機能、刺激軽減に着目。乾燥や赤みが気になる方は必見。
グリコール酸ピーリング後の乾燥や刺激、あなたも経験したことがあるのではないでしょうか? 今回ご紹介する論文は、そんなピーリング後の肌を優しくいたわる保湿剤の効果を検証したものです。グリコール酸ピーリングは、古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを促進する美容施術として人気ですが、一方で、施術後の肌はバリア機能が低下し、乾燥しやすくなるというデメリットも。この論文を見つけたとき、ピーリング後の適切な保湿ケアがいかに重要かを改めて認識しました。この記事では、3種類の保湿剤がピーリング後の肌に与える影響について、論文データをもとに詳しく解説します。
この研究でわかった3つのこと
- 3種類の保湿剤は、グリコール酸ピーリング後の肌に対して良好な耐容性を示した。
- 保湿剤の使用により、皮膚科医による評価および被験者自身の評価において、肌の改善が認められた。
- 保湿剤は、経表皮水分蒸散量(TEWL)の減少と肌の保湿効果を高めることが示唆された。
研究の概要|誰が・何を・どう調べたか
この研究は、30〜60歳の健康な女性で、中程度から高度の光老化(Glogau分類II-III型)の肌を持つ被験者を対象に行われました。70%のグリコール酸によるケミカルピーリングを実施した後、3種類の保湿剤(Physiogel® moisturizing creams)とコントロール(保湿剤なし)のいずれかを14日間使用し、その効果と耐容性を評価しました。
結果の詳細|数字で見る効果
主要評価項目である耐容性において、3つの試験すべてで、保湿剤を使用したグループは、14日目に良好な皮膚科医による総合評価スコアを獲得しました。また、副次的評価項目である皮膚科医および被験者による自己評価においても、ベースラインからの改善が認められました。さらに、経表皮水分蒸散量(TEWL)の減少と保湿効果の向上も確認されています。有害事象は報告されませんでした。
これらの結果から、グリコール酸ピーリング後の肌の回復に、これらの保湿剤が役立つ可能性が示唆されました。
この研究の限界と注意点
この研究は、特定のブランドの保湿剤(Physiogel®)を使用しているため、他の保湿剤にも同様の効果があるとは限りません。また、サンプルサイズが限られているため、より大規模な研究による検証が望まれます。さらに、対象者が白人女性であるため、他の人種への一般化には注意が必要です。日本人を対象とした追試が待たれます。
日常スキンケアへの取り入れ方
グリコール酸ピーリング後のスキンケアには、セラミドやアミノ酸などの保湿成分が配合された低刺激性の保湿剤を選ぶことが重要です。ピーリング直後は特に肌が敏感になっているため、刺激の少ない製品を選び、優しく丁寧に塗布しましょう。また、紫外線対策も忘れずに行いましょう。日焼け止めを使用し、帽子や日傘などで物理的に紫外線を遮断することも効果的です。
個人的に注目しているのは、ピーリング後の肌はバリア機能が低下しているため、保湿だけでなく、バリア機能をサポートする成分(セラミド、ナイアシンアミドなど)が配合された製品を選ぶことです。
ステップバイステップ
ステップ1:ピーリング後の肌を清潔にする
ピーリング後は、ぬるま湯で優しく洗い、刺激の少ない洗顔料を使用しましょう。ゴシゴシとこすらず、泡で包み込むように洗うのがポイントです。
ステップ2:保湿剤を塗布する
洗顔後、すぐに保湿剤を塗布します。乾燥が気になる場合は、重ね付けしてもOKです。摩擦を起こさないように、優しくハンドプレスしながらなじませましょう。
ステップ3:日焼け止めを塗る
日中は、必ず日焼け止めを塗ってください。SPF30以上、PA+++以上の日焼け止めを選び、こまめに塗り直しましょう。
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よくある質問
グリコール酸ピーリングは、古い角質を取り除くことで肌のターンオーバーを促進しますが、同時に肌のバリア機能を低下させる可能性があります。バリア機能が低下すると、肌は乾燥しやすくなり、外部刺激を受けやすくなります。そのため、ピーリング後の保湿ケアは、肌の水分を補給し、バリア機能をサポートするために非常に重要です。
参考文献
Journal of cosmetic dermatology, 2020. DOI: 10.1111/jocd.13074
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